管理人の読書BLOG。乱読傾向過多!!来るもの拒まず手当たり次第。内容責任取れません。
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ソーシャル・ネットワーク

近頃新聞で話題となっている"フェイスブック"の創設を描いた作品。
本当にごく最近の出来事なのにびっくり。大丈夫なんだろうか。登場している人物から訴えられたりしないんだろうか。
と云うか、実際に訴えられているんだけど。アイディアを盗まれたと主張する人物、そして友人でもあるCFOからも。この中に書かれているのは事実なんだろうか。それとも脚色されているのだろうか。
どっちが悪いとは決めつけずに、どの人物にも正しさの欠片があることを示し、最後の最後に80%が誇張で20%が偽証であると煙に巻くあたり、なかなか上手い。
★★★☆☆

チェンジリング

本当にこれ実話なの?? 大昔ならともかく、近代にこんな出来事が起こったなんて信じられない。
全然違う子供を警察が連れてきて、「誘拐された子供が見つかった」と押しつけていくなんて、そんなバカな話があるだろうか? 生まれたての赤子ならともかく、学校に行く年齢の子供を見分けられない母親なんて、何処の世界にいるのだろう。そもそも、歯医者や学校の先生、近所の人に見せれば別人だと一発で判るではないか。
なのにこの作品の警察は、母親がおかしいのだと云って無理矢理精神病院にブチ込んでしまうのである。そんなことが許されるのだろうか??
精神病院に幽閉された母親が出られたのは、子供の大量殺人事件が偶然発覚し、その被害者の中に彼女の誘拐された子供が含まれていたからだ。もしこの事件が明らかにならなければ、彼女はずっと病院に閉じ込められていた訳で、そう考えると本当に恐ろしい。正義を行わない警察ほど恐ろしいものはない。
自由の国・アメリカでこう云う事実があったというのに非常にびっくり。
★★★★☆

エラゴン 遺志を継ぐ者
クリストファー・パオリーニ,ピーター・バックマン
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
(2007-05-18)

久し振りに見たファンタジーもの。原作未読。
全然面白くなかった・・・。原作は一時期本屋の店先にずらっと並べられて、ハリー・ポッター並みの扱いだったけれど、それでこの映画? 久しくファンタジーものを見なかったから、見方を忘れてしまったんだろか。
主人公の少年・エラゴンに全然感情移入出来ない。あちらの少年は大人びてて少年ぽく見えないからだろうか。なんの練習もしてないのに戦えて、魔法まで使えてしまうのに、なんで??って思う。ドラゴンの卵を手に入れたこと、ドラゴンライダーに選ばれたこと、全てが納得いかない。都合いい展開が続いて最後まで行ってしまう。ブロム(ドラゴンライダーとしてのエラゴンの師みたいな人)の死も、ありがちなお涙をひねりもなく突っ込んだ感じ。師匠の死ならばスター・ウォーズの方がずっとずっと感動ものだった。
肝心のドラゴン・サフィラとの絆も、今ひとつ。卵から育てる場面があればまだしも、いきなり大きくなるので、2人が交流を深める余地がない。卵から孵ったばかりなのに、サフィラはやけに老成したドラゴンなのである…。そういう設定なのかな?? サフィラの声が合わない。エラゴンの声も合わない。今回見たのがTV放映版だからか?? 局の都合で吹き替え版と違う声優を使ってTV放映することがあると聞いたことがあるが…。
もうちょっとなんとかならなかったのか。我々日本人がドラゴンクエストでドラゴンに慣れ過ぎていて、ドラゴンものにシビアになってるからだろうか。この作品、続き物の第一作目っぽいけれど、全然続編を見ようという気になれない。2時間かけてあらすじを見ていったって気分。
★☆☆☆☆

ウォーターワールド
---
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
(2004-09-29)
以前は結構良いと思ったのに…、と改めて見て少しがっかりした。
良いも悪いもアメリカン娯楽映画。トシを食ったせいか、派手なアクションや盛り上がる音楽に乗れなくなってしまっている。少女の背中に水上生活者達の熱望の地ドライランドの在り処が記されているとか、辿り着いた島は緑と真水が豊富なステレオタイプな楽園だったとか、ありがちとご都合主義が鼻について、最後はもう適当に見てしまった。なんで前は良い作品だと思ったのか。
多分前半が良かったんだと思う。温暖化により水位が上昇した地球。人々は船上で暮らし、物々交換で暮らしが成り立っている。土と真水、植物が貴重なのは勿論のこと、女性のみならず男性までもが生殖の為に入用とされ、過酷な生活の中で人同士の繋がりは重要であると同時に非常にシビアで、子供と云えど役に立たないとなると簡単に処分されてしまう。
今回見ても前半は面白かった。けれど後半から失速(自分的に)してしまう。はっきり云って、連れ去られた少女の救出や、残された大地・ドライランドの探索なんか出さずに、この過酷な世界を舞台に人間ドラマを繰り広げてくれた方が面白かったんじゃと思えて仕方ない。
★★★☆☆
ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女
---
ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント
(2008-04-23)
原作は未読。
指輪物語と云い、ハリー・ポッターと云い、やたら近年ファンタジーづくし。少々食傷気味だったのだが、見たら思った以上に良かった。私としては指輪物語よりナルニアを推すな。
指輪物語が面白くなかったのは、戦闘シーンが多かったからだと思う。エキストラとCGを多用した迫力ある戦闘シーンが見所としてよく挙げられるが、私としては、あんなその他大勢がわらわら戦ってるだけの場面の何処が面白いのか、ちっとも判らない。ナルニアの戦闘シーンは全体に対して短くまとまってたので、飽きなくて済んだ。
意外に原作は昔に書かれているので、戦争疎開と云う必要性が全くない設定があるのが軽く違和感。けれど、洋服箪笥が異世界への扉になっていると云う描写がとても丁寧に描かれていて良かった(映画と云うより原作の出来の良さなんだろうけど)。異世界に行ってからが冒険なんじゃない。洋服箪笥を開けた瞬間からもう冒険が始まってる。そこが良い。
登場人物も指輪物語以上に多種多様で、アスランはカッコ良いし、末っ子は可愛い。この末っ子の可愛さは本当に特筆。
原作すごく読みたくなった。
★★★★★
サイン
M.ナイト・シャマラン
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
(2006-01-25)

…なにやら判らん。
ながら見が多い中、今回はそこそこ真面目に鑑賞したつもりだが、どうもしっくり来ないのは、宇宙人と牧師の取り合わせが異色過ぎるからだ。いや別に悪くはないが、牧師ときたら、対決するのは悪霊か怪物と相場が決まっている。妻の事故死後信仰を捨てた牧師が信仰を取り戻すのが宇宙人との対決で、それも宇宙人をボコにすると云うあたりがなんとも。
大体、この映画では宇宙人は知性のない暴力一方的な悪役なのである。例え地球征服の為にやってきて、人間と交流を持つ気がなかったとしても、こんなステレオタイプな宇宙人を今更見せられるとは思わなかった。途中までは良い。いや、数年前なら良い。けど今見ると、どうも違和感が…。
で、サインと云うのは、悪い宇宙人がやって来るから逃げて、と云う神からのサインなんだろうか。それとも地球侵略にやって来た宇宙人の秘密裏の行動が人の目にああ見えたと云うことなのだろうか。私は『シックス・センス』の方が好きだな、この作品より。
★☆☆☆☆
オペラ座の怪人
ミュージカルの不屈の名作の映画化。劇団四季で1回見た事があるが、正直なところあまり感動しなかった。というのも、怪人とラウルの間で揺れるクリスティーヌが単なる優柔不断な女にしか見えず、感情移入どころか冷めた目でしか見れなかったから。
今回映画版を見て良かったのは、物語を(取り合えず)解釈出来たことだ。ラウルに対する恋人としての愛。怪人に対する音楽の心を持つ者同士としての愛(肉親愛も?)。最後に彼女が怪人を選んだのは、ラウルの命乞いよりも怪人に対する哀れみや慈悲だったのだなあ、と。作曲者が自ら監修しているのだから、この映画が公式になるのだろう。ラウルに対してのクリスティーヌの愛情表現がものすごくハゲしかったのが吃驚した。何処からどう見ても恋人なのはラウルなので。この点が四季は押さえ気味でだからこそクリスティーヌがどっちつかずで見ていて理解出来なかったのだが、話を噛み砕いて理解してみると、四季版の方が良かった。やはり日本人なので、おおっぴらに愛情表現されると戸惑う。
歌について。クリスティーヌが良かった。怪人はもっと張りのある声の方が好きだが、音楽は非の打ち所がない。音楽DVDとして楽しめた。最初の方、オーヴァーチュア。シャンデリアが登場するのと同時に現代から一気に過去へと蘇るシーンがすごい。現代をモノクロ、過去を色彩豊かに表現するというのが良い。ただそこからのオペラ座の描写が曲負けしてないか??上からより下から見上げる形で撮影した方が曲の重厚感にマッチしてたと思う。というか曲が素晴らしすぎるのかも! クリスティーヌが怪人と地下へと向かうシーンも良い。そしてやっぱりマスカレード。ここはミュージカルそのままでとっても良かった。怪人の少年時代の描写は映画のオリジナルだろうか。四季ではなかったように思うのだが??
DVDを購入するかと云うと悩む。曲のみ再生が出来るので、音楽DVDとして欲しい気もするが、どうも表現力がアメリカ的と云うか、怪人が感情豊か過ぎてあれー?って気がするし。しかし後半、怪人と地下に攫われたクリスティーヌ、救出に向かうラウルのシーンは、物語性がきっちりしていて良かった。
また見たい。四季版を!
★★★★☆
ミリオンダラー・ベイビー
F・X・トゥール,ポール・ハギス
ポニーキャニオン
(2005-10-28)

この作品が良いのは一重に役者の力だ。モーガン・フリーマンは味があってすごく好きな役者さんで、彼が出ていると云うだけで良い作品だと思えるし、安心感がある。そして勿論主役を演じるヒラリー・スワンクとクリント・イーストウッドも良い。
話自体はシンプルだ。家族との心暖まるものを持たない者同士がボクシングの師弟関係において家族となっていく。しかし試合の事故が行く手を遮る。呼吸すら自力で出来なくなったマギーを懸命に介護するフランキー。だが全身不随で床擦れが出来、足の切断まで経験したマギーから呼吸器を抜くことを頼まれ苦悩する。
その葛藤が、じんみりと伝わってくる。
物語はモーガン・フリーマン演じる元ボクサーの視点で進む(フランキーの娘への語りとして描かれる)。それが良い。
個人的に安楽死には賛成だ。人間として心から死を望んだ時、それを妨げる権利は他者にはないと思うし、妨げた後のことに対する覚悟がないのに妨げるのは無責任だと思う。フランキーは神の前に悩み苦しむが、マギーの為にその意に従う。しかしその後姿を消す。マギーの人生の終焉と共に、フランキーの人生もまた終わってしまった。心の結びつきは尊い。けれど時に悲しい。
きみに読む物語
ニコラス・スパークス,ジェレミー・レヴェン,ジャン・サルディ
ハピネット
(2006-10-27)

粗筋を見れば大体の内容が判る。認知症を扱った作品は「明日の記憶」「私の頭の中の消しゴム」と続いているので気が削がれる。けれど、なんと云ってもこのタイトルが良い。「指輪物語」が「ロード・オブ・ザ・リング」にされたり、子供向けアニメなのに「モンスターズ・インク」なんて文具みたいなカタカナで公開されたりする中で、この邦題はとても素敵に聞こえる。原作小説タイトル「ノートブック」より断然良い。

正直ものすごく素晴らしい作品と云う訳ではないが、このタイトルの素晴らしさと、アリーとノアを演じる役者さんの力で見せる感じだ。身分違いのひと夏の恋に落ちるアリーとノアだが、アリーの天真爛漫さもノアの素朴さも魅力的で、この2人が恋に落ちるのも判るなあと納得出来る。だからこそ感動出来るのだ、アリーがノア以外の人と式を上げる直前で再会したノアの元に走ってしまったりしても! 自分勝手に思えるアリーだが、愛し合っているノアと毎日ケンカしたり、自転車で身軽に動き回ったり、そういうシーンの積み重ねが彼女の魅力になって許せてしまう。
老年のノアの繰り返し語る昔日の恋物語が、認知症となったアリーの記憶をごく僅かな時間であるが奇跡的に蘇らせる。けれど再びアリーはノアを忘れ、その度にノアの心を打ち砕く。それでも、2人の愛が今も続くからこそこの状況を耐え続けることが出来る訳で、そして最後のシーンは現実の中での夢物語だ。本当に心から愛する人がいたら、こういう最後を迎えられたなら。
何度か挟まれる湖のシーンが綺麗だった。この作品はじっくり落ち着いて見るべき作品。いつものながら見をしなくて良かった。
★★★☆☆
風と共に去りぬ
---
ワーナー・ホーム・ビデオ
(2008-04-11)

云わずと知れた名作中の名作だが、今回初めて見た。見て、名作と云われるものは確かにそれだけのことはあるんだと思った。

主人公・スカーレットは美しく情熱的で自分勝手。現実にこんな女性が近くにいたらさもうんざりするだろうが、南北戦争で金も食料も失った故郷タラの地で、殺人や盗みをし、さらに妹の婚約相手と愛のない結婚してでも生き抜こうとする彼女の強さはすごい。強さは時に善悪も超えて人を惹き付ける。彼女がアシュレーを愛していると知りながらもレット・バトラーが彼女に惹かれるのもその魅力故だし、スカーレットを愛していないと云いつつ拒みきれないアシュレーもまたそうだ。スカーレットに対する人物として彼女の従姉妹でありアシュレーの妻であるメラニーという、誰にでも愛される優しい女性がいるあたり、この作品は必ずしも主人公を肯定はしていない。それでも、どんなことがおきようとも何度でも立ち上がるスカーレットの打たれ強さ、へこたれなさは、いっそ気高いくらいに美しいと思える。
あと、スカーレットとレット・バトラーの関係がものすごく今日的なのにびっくりした。これが昔の作品とは思えん。道徳から離れているのもプライドが高いのもどっちもどっち。レットに惹かれる人が多いのもさもありなん。女性と云うのは悪い男に魅かれるもんだよね^^;