管理人の読書BLOG。乱読傾向過多!!来るもの拒まず手当たり次第。内容責任取れません。
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山の郵便配達
この作品は子供や10代には受け入れられないかもしれない。
重い荷物を背負い、所によっては悪路の山道を辿って山間の村々に手紙を届ける郵便配達。年老いた父に代わって仕事を引き継ぐ事になった息子は、第1回目を父と共に行くのだが、長年留守がちだった父とは何処か距離がある。しかしぽつりぽつりと交わす父との会話、山村の人々との会話から、家にいない間の父の事を少しずつ知っていく。「父に嫌われていると思っていた。」「父も辛かったのだ。」そんな台詞が語る父親理解。
そして父もまた、この短い旅の中で息子を知り、息子の成長を知る。
1人で2回目の郵便配達に出発する息子の背を見送る父の心の複雑さは手に取るように判る。仕事を引退した寂しさ、息子が跡を継いだ誇り、心配、頼もしさ。配達の道程を共にした愛犬の頭を一頻り撫でてから、遠ざかっていく息子の後を追わせるそのラストシーンはとても良かった。
それにしても、これは現代の話なんだよな。舞台は中国の山間部。車両が乗り入れられないので郵便配達は人力で行なわれる。渡り歩く山村の人々は、村から出る機会はほとんどない。中国は近年発展が目覚しいが、今だ山村では人身売買が問題になっていると聞くし、ひどく一昔な雰囲気だ。しかしその素朴さがこの映画の味わいでもある。
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