管理人の読書BLOG。乱読傾向過多!!来るもの拒まず手当たり次第。内容責任取れません。
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野ブタ。をプロデュース/白岩 玄
この文体を、高校生らしさを切り取ったと好意的に解釈するか、コバルト系かとこバカにするか、そのへん人それぞれだろうが、私としては少々鼻に付いた。というのも高校生らしさにこだわりすぎて、言葉が滑っているように思えたからだ。
大人が"今時の高校生らしさ"をひねり出すのは、現役を離れれば離れる程難しい。それ故にか近頃は「今の若者の日々を切り取り」云々と評価され、10代20代がやたら賞を受賞する。近頃の大人は若者に対して思い切り憧憬しまくってるようだ。大人が大人の世界を書くのと、若者が若者の世界を書くのなら、今や圧倒的に後者の方が有利だ。当然若者たちは大人らしさより"若者"らしさに固執するようになるだろう。
それを、この作品にひどく感じた。そのぎこちなさが狙ったものであるのか、やっぱり著者の未熟さなのかは判らないが…。
けれど、始まりこそぎこちなかったものの、読み進めていけば結構鋭いものがあって、このへんが評価されたのかなと思えた。しかしものすごく面白かったとも思えない。これは以前、森絵都『カラフル』を読んだ時にも感じたのだが、何故これがたくさんの作品の中から選ばれたのかとつい首を傾げてしまう。まあこのへんは私の好みの問題で、少々私には小品すぎるのだ。10代、せめて20代前半で読めばまた評価は変わるのかもしれない。
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