管理人の読書BLOG。乱読傾向過多!!来るもの拒まず手当たり次第。内容責任取れません。
<< November 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

<< 精霊の守り人/上橋 菜穂子 | main | 獣の奏者 I 闘蛇編・II 王獣編/上橋 菜穂子 >>
鹿男あをによし/万城目 学
京都ものonlyかと思っていたら、本作の舞台は奈良。さらに主役(?)は鹿。
奈良の鹿、京都の狐、大阪の鼠が日本を地震から守るべく何百年もの前から働き続けていたと云う荒唐無稽な話を、今回もフツーに展開する。
奈良に代理教師としてやってきた主人公は、鹿の運び人に選ばれて、物言う鹿の指示により狐から"目"を受け取ってくることになる。鹿・狐・鼠の3匹の動物たちは60年ごとに交代で儀式を執り行い、地震の原因、なまずを"目"の力を使って取り押さえてきたのである(!)。鹿頭にされてしまった主人公は(他の人には普通の人間に見える)元に戻してもらう為に"目"を手に入れるべく悪戦苦闘するハメになる。
雌なのに男声で喋る鹿(ポッキーが大好物)、京都の動物園で悠々生活をしている狐(儀式に関わる時には人間に化けてタクシーで移動するらしい)、今回の騒動の元となったおせっかい焼きの鼠、と聖なるお役目を受けているハズの3匹は大変ユニーク。と云うかナメてるふうな設定で、このノリが読んでてクセになる。ハラハラドキドキに、しっかりどんでん返し、最後にちょっぴり甘酸っぱく、抑えるべきトコは抑えて、読みやすくて後味いい作品。映画向きだなあと思ったけれど、動物の描き方次第でつまんなくなるかも。
何処となくあの不屈の名作坊ちゃんを彷彿とさせるけれど、オマージュ?? マドンナとか出てくるし。
★★★★☆
スポンサーサイト