管理人の読書BLOG。乱読傾向過多!!来るもの拒まず手当たり次第。内容責任取れません。
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贖罪/湊 かなえ

前作『告白』は、本当にデビュー作がこれ?と疑うくらいスゴかった。
今回もまたスゴい。
話の構成が前作と一緒なので、なんとなくデジャ・ヴを感じるけれど、これがこの人の作風なのだから仕方ないか。
1人の少女が遊んでいる最中に殺された。一緒に遊んでいた4人の少女は、ある人から投げつけられた言葉をそれぞれに背負って大人になる。少女達、そして言葉を投げつけた当人(殺された少女の母親なのだが)の独白はそれぞれが微妙にずれて、過去の事件の真相を照らし出していく。
新たな語り手が登場する度に、これこれこうなんだ、と思っていたことが覆されていくのがスゴい。まるで芥川龍之介の『藪の中』みたいだ。と云っても実際に読んだことはないんだけど。
ただこの本は、読んでいるとどんな人間も腹の中では何考えてるか判らないと人間不信になってしまいそうだ。上手いんだけど読後感はあまり良くない。
この先、同じような作風でいくのなら、途中で飽きてしまいそうだなと思った。
★★★★☆

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