管理人の読書BLOG。乱読傾向過多!!来るもの拒まず手当たり次第。内容責任取れません。
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狐笛のかなた/上橋 菜穂子

私は"守り人"シリーズが好きだ。
厳密にはその中の"旅人"シリーズが好きなのだが、"守り人"は誰に対してもオススメな本だと声を大にして云いたい。
一方"獣の奏者"もすごく好きだ。自分もペットを飼っているので、王獣と通じ合おうとするエリンにとても共感するからだ。
それに較べれば"狐笛のかなた"はちょっと薄めの1冊きりの本なので、少し存在感がなく思えたのだけれど、読んでみて吃驚した。薄い本だと云うのにものすごく密度が濃い。読み終えた時、大作を読んだ後みたいなすごい充実感を覚えた。
昔から続く2つの国の争いは、どちらにも言い分があってなくなりそうもない。その狭間で、人間の少女と霊狐と云う住む世界の違うもの同士が出会い、互いに互いを思い合う。ただ相手に幸せになって欲しいだけなのに、現実は複雑に絡み合って個人の力ではびくともしない。それでもなんとか相手を救おうと必死になる2人。
結末はちょっと悲しくて、でも多分2人にとっては幸せな終わり方で、これまで読んだ著者の作品の中で1番綺麗な場面だと思う。
★★★★★

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