管理人の読書BLOG。乱読傾向過多!!来るもの拒まず手当たり次第。内容責任取れません。
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製鉄天使/桜庭 一樹
桜庭 一樹
東京創元社
(2009-10-29)

『赤朽葉家の伝説』の派生作品。赤朽葉家~を読んだのが結構前の話なので、何処にどうコレが絡んでたのか認識があやふやなのだが、単品でも充分読めた。
なんと云うか全編通してギャグ。真面目に冗談な話だった。
198×年。製鉄業を営む家に生まれ、鉄を操る力を持つ少女・赤緑豆大豆。"製鉄天使"の初代総長として赤いバイクにまたがって、鳥取県を制覇したのちには、島根、岡山、広島、山口と中国地方統一に乗り出す。
友情、恋愛、親友との別れ、旧敵との決闘、「国道はハイウェイなんだぜ。ハイウェイって書いて、自由って読むんだぜ。4649号線は、百年経っても、真っ赤に燃えてるはずなんだぜ」
ぱらりらぱらりらと音高く、えいえんの国に向かって4649号線を突っ走る天使たち。
難しい理屈なんて抜きにして、魂のままに突き進む。中学生から大人になるまでの短い時間だけ生きられる彼女たちの暴力的な純粋さは、オトナには理解不能ながらもなんだか爽快。果てしなく冗談に見えるレディースの世界にも、それなりの仁義や友情が転がっていて、なんともパワーで読ませてくれる作品だった。
★★★★☆


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※追記

なにやら評価が低いようでビックリした。
どうも『赤朽葉家の伝説』の派生作品として読んだ人にとっては、ノリが軽すぎて遊びすぎてるように見えるらしい。
幸か不幸か自分は本編を結構忘れてるので、製鉄とか不思議能力とか、そう云えばそんなのあったなあ程度にしか思わず、単純に、ひたすら突っ走った冗談みたいな話に読めたので面白かった。
でも真剣に本編を読んでいたならば、こんな雰囲気をがらりと変えておちょくった話やられたら「フザけんな!」って怒っただろうなあ。

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