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物語のおわり/湊 かなえ
湊 かなえ
朝日新聞出版
(2014-10-07)

北海道に行きたい。
読み終えてすごく思った。富良野を中心とする大自然の中、人はいろんなものを得られるんだよきっと。
この本は北海道を旅する人達の短編集。主人公達を繋ぐのはOA用紙に印刷された1つの短編小説。
小さな町に住むパン屋の娘が、小説家になる夢を叶える為に一人旅立とうとすると、目の前に恋人が現れる、と云うところで終わっている。
手渡された物語を読んで、主人公達はそれぞれに結末を想像する。ある者は夢を断たれたことに対して物思い、ある者は主人公の意志が弱いと批判し、ある者は恋人に自己投影する。
最後の話ではその物語の本当の結末が語られることになるのだが、上手いなあと思うのは、それぞれの短編の中で語られる短編小説の粗筋が、同じ1本の物語でありながら違うこと。主観によって捉え方が変わることを如実に表していてすごい。
元々著者は1つの出来事が視点によってどれだけ変わるかを描くのが得意な作者。今回の作品は殺人はおろか何の事件も起こっていないが、とても著者らしい作品と思うし、読んでいてとても面白いと思った。読後感もすごく良い。
取り合えず、北海道行きたい。
★★★★☆
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