管理人の読書BLOG。乱読傾向過多!!来るもの拒まず手当たり次第。内容責任取れません。
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ドクター・スリープ/スティーヴン・キング
あの『シャイニング』のまさかの続編が登場。
これは何が何でも見なくては!と思い手に取ったら、予想以上の出来栄えで、睡眠不足の日が続くことになってしまった。
後もうちょっと、後もうちょっとと寝るのを惜しんで読みふけったのは久し振り。
本作は、シャイニング="かがやき"を持つ少年ダニーのその後を描いたもの。
びっくりしたのは、あの恐怖から母と共に逃げ延びたダニーが、父と同様アルコール中毒者として放浪の日々を送るようになっていたこと。"かがやき"を持つことに苦しみと恐怖を抱いていたダニーは酒に逃避し、一番の理解者・ハローランとも袂を分かってしまっていたのもショック。
そんな彼、ダンが、とある街で生活を始める。禁酒会に入り、ホスピスで働き始めた彼は、死に向かう患者を穏やかに導く力を発揮し、ドクター・スリープと密かに呼ばれ始める。
そして近くの町では、アブラと云う名の少女が誕生する。この少女はダン以上の"かがやき"を秘めていた。
一方、遠い地では"かがやき"を持つ子供を殺害し、命気を吸い取る一族が旅を続けていた。より大きな力を持つ子供を求めて。

悪と善(完全な善とは限らないが)の闘いを描くのはキング作品では定番。
なのに飽きさせずに読ませるあたりがキングのすごいところ。
なんとなく、昔の作品より結末が優しくなったのは、キングも年老いてきたからだろうか。『ザ・スタンド』にしろ『IT』にしろ、読者がたっぷり感情移入した人物であっても幸せな結末を迎えるとは限らないのがキング作品。
今回の作品は悪が滅び、ダンも幸せになるし、読後感が良いので読んでて安心。そして闘いの後、ダニーにとって泣きたくなるくらい嬉しい出来事も。
ダンとアブラの交流も微笑ましい。強い"かがやき"を持つ者に初めて出会ったことに、お互い救われる様に、読んでて嬉しくなる。
文庫化したら絶対買う。
★★★★★
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